03 ,2014
価値ある書物だけに・・・
こんにちは、「選言集」(587)です。
■「価値ある書物だけに親しめ」
セネカ(BC4~AD65)(古代ローマの哲学者)
哲学者、劇作家。スペインのコルドバに生まれる。幼いころローマに上って、修辞学と哲学を学び、とくにストア哲学に多大の関心を示した。財務官から元老院議員になったが、卓抜した弁論はカリグラ帝の嫉妬を買い、あやうく死刑を免れた。
クラウディウス帝の下で41年追放され、失意の8年をコルシカ島で過ごす。49年ネロの母アグリッピナに呼び戻されて、幼いネロの教育を任された。ネロの即位後も若い皇帝を補佐して善政に導き、55年執政官に任命される。
しかし、一方には敵も多く、加えてネロの暴虐にも身辺の危険を感じるようになり、病と称して引退を願い出た。その後閑雅な文筆生活に入るが、65年ピソの陰謀発覚の件に連座、死を命じられる。
ストア派の哲人にふさわしく、平静に自決したと伝えられる。現存する作品は、「人生の短さについて」「心の平静について」「幸福な人生について」などのいわゆる『道徳論集』12編、および『自然研究』がある。
[PR]------------------------------------------------------------
文化手帖Victory(青) 2014年
■「価値ある書物だけに親しめ」
セネカ(BC4~AD65)(古代ローマの哲学者)
哲学者、劇作家。スペインのコルドバに生まれる。幼いころローマに上って、修辞学と哲学を学び、とくにストア哲学に多大の関心を示した。財務官から元老院議員になったが、卓抜した弁論はカリグラ帝の嫉妬を買い、あやうく死刑を免れた。
クラウディウス帝の下で41年追放され、失意の8年をコルシカ島で過ごす。49年ネロの母アグリッピナに呼び戻されて、幼いネロの教育を任された。ネロの即位後も若い皇帝を補佐して善政に導き、55年執政官に任命される。
しかし、一方には敵も多く、加えてネロの暴虐にも身辺の危険を感じるようになり、病と称して引退を願い出た。その後閑雅な文筆生活に入るが、65年ピソの陰謀発覚の件に連座、死を命じられる。
ストア派の哲人にふさわしく、平静に自決したと伝えられる。現存する作品は、「人生の短さについて」「心の平静について」「幸福な人生について」などのいわゆる『道徳論集』12編、および『自然研究』がある。
[PR]------------------------------------------------------------
文化手帖Victory(青) 2014年
スポンサーサイト